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GORO

ハロウィーンかぼちゃはファームでゲット!

10月も終わりだというのにまだまだあったかいシカゴ。

4年前の今日は初雪だったというのに。やっぱりこのあたりが内陸部独特のおおざっぱなお天気ってことかな。

さて、あまりにお天気もいいので土曜日だしどこかに行きたくなってきた。

とはいえ遠出は時間的に無理。どこか近所で楽しい場所はないかなぁ、なんて考えていたらピーンときた。

そうだ、かぼちゃを見に行こう!

10月31日はハロウィーン。

アメリカでは、早い家では9月を過ぎたころからもうすでにハロウィーンの飾り付けを始めたところがあるくらい、ハロウィーンが大好き。

で、ハロウィーンに欠かせないのが、オレンジ色のかぼちゃ。

このかぼちゃをカービング(彫刻)して、お化けの灯籠をつくるのがアメリカの慣習なんだ。

お化けといってもまぁかわいいもんで、我が家は毎年”変わりランタン”をやっている。今年は何かな?(正解は最後)

★というわけで、急きょ我が家から10分のところにあるパンプキンファーム(農場)へ行くことになった。

国道にはこんな大きな看板が出ていて、車がぞろぞろと入っていく。

ものすごい混雑でびっくり。

みんなカボチャ買いに来たんだね。

その名も「ABBEY FARM(アビー・ファーム)」

もともとは、1930年代中ごろスイス系カトリックのべネディクト会に属する宗教団体(Marmion Abbey)の牧師さんたちがこの地を買ったのが始まり。その後教会の周りの 広大な土地はすべて農場になったんだ。

教会が農場経営をすることはヨーロッパでも昔からよくあるらしい。

ここ広さは、シカゴのソルジャーフィールド(アメリカンフットボールのグラウンド)がまるまる5つは入っちゃうくらい!もちろん、この辺りでは最大級なんだって。

家からすぐの場所にこんなファームがあるって、つくづく我が家はど田舎なんだなぁ・・と変なところで感心。

で、この農場では1950年ごろからはクリスマスツリーを栽培し始め、ツリーを買えない貧しい家庭のために基本無料(もしくは5ドルの寄付)で譲リ始めたんだそうだ。

クリスマスはアメリカの家庭にとって特別な日だからね。

これが噂を呼んで、郊外のあちこちからツリーを買い求めに来る人たちが殺到。今ではツリーを正式に販売するようになったんだそうだ。そういえば、我が家も2008年に初めてここでクリスマスツリーを切ってきたんだって。僕が生まれる前の年のことやけど。

そのときの写真がこれ ↓↓

クリスマスツリーを買いに行くことは、アメリカの家族にとって大切な行事なんだね。

この農場ではその他にもジャムやチーズ、アップルサイダーなんかの製品も販売してんねんよ。

ここはいわゆる非営利組織なので、ここで得た利益は全てこの団体(Monks of Marmion Abbey)に寄付されるしくみになってるんやって。

行ってみるとまぁ、その中は農場というより「手作り遊園地」。

小動物たちとふれあえるペティング・ズー(Petting Zoo)、ゴーカート、トウモロコシ畑の迷路、トラクターの滑り台・・・となんでもあり。

自然に触れながら遊んでいる子供たちをみていると、なんだかほっとするよね。

やっぱり、子供は自然の中がいちばんだ。

小さな動物園、ペティング・ズー

羊さんとにらめっこ

 迷路のなかをぐ~るぐる

 楽しいコーン・メイズ(とうもろこし迷路)

飛んだりはねたり、みんなおおはしゃぎ

どこもここもかぼちゃだらけ

今日ここで買ったかぼちゃ。

珍しい緑とピンクのかぼちゃ。

シンデレラの馬車みたいでしょ。

ピンクのカボチャは今年初めて栽培されたもので、売上の一部はピンクリボン活動(乳がん防止・早期発見運動)の団体に寄付されるそうだ。

それから、カービングしたかぼちゃはこんなんなりました。

「柴犬ランタン」

 ボクに似てる?

 ふふふふ

■アビー・ファーム Abbey Farm

2855 Hart Rd. in Aurora, IL

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