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  • GORO

生まれ変わった、シカゴリバーウォーク。

街の中心を流れるシカゴのシンボル、シカゴ川。

ミシガン湖からこの川をずーっと上って支流を伝わっていくと、やがてはあのミシシッピ川につながっているんだ。

そのおかげで、シカゴはアメリカ北部や南部からのいろいろな資材が集まってくる要所として栄えたという歴史があるんやね。

今でもこの川はシカゴの大切な場所になっとうねん。

川から周囲の名建築を眺める「建築見学ボートツアー」も観光客の一番人気だし、3月のセントパトリック・デーには川が緑に染まることでも有名。

そうそう、いろんな映画のシーンでもよくシカゴ川上空が”空中戦”シーンに使われたりしてるよね。

ついこの間も、映画「トランスフォーマー」の撮影をやっていたらしいで。

そんなシカゴアンの憩いの場であるシカゴ川、実はその昔は周辺に家畜の屠殺場があったこともあってゴミやら何やらがぷかぷか浮いてて、悪臭がひどい最悪な川だったらしい。

時間をかけて改良が進み、今の状態に整備されたというわけなんや。

このシカゴ川の川岸整備は、前市長のリチャード・デイリーさんが特に力を入れていたプロジェクト。人々がゆったりと散歩を楽しめて、安らぎのひと時を過ごせるような場所にする、という目的で長い年月をかけて大整備が行われていたんよ。

それしてついにプロジェクトの第一期が完成!車道を歩かずに東はネイビー・ピアまで川岸から歩ける遊歩道が完成したというわけ。

遊歩道と同時に、川辺にはおしゃれなれなカフェも建って、昼間からゆったりワイングラスを傾ける人たちで賑わってそれは素敵な雰囲気。

まるで、パリのセーヌ川の岸辺みたい(・・って言いすぎかな?)

この遊歩道の素晴らしいところは、「ペットも一緒にお散歩OK」ってこと!

そう、これ大事だからね!これはやっぱり行っておかなきゃ、でしょう?

というわけで、

来ちゃった!

この階段を下りて、いざ遊歩道へ!

シカゴ川ではこの時期「カヤック教室」もやってんねんよ。

今日はメモリアルデー(5月29日)の祭日で、いつもより人出も多かったかな。

それにお天気もよかったから、カヤックは気持ちええやろなぁ~。

川からシカゴの街を眺めるって最高の気分。わしは去年ボートツアーに参加したからようわかる。

川岸には木製のベンチもあるから、ここで一休み、っと。

ここは、わしおすすめのカフェ。

川風にあたってゆったり本を読んだりくつろいだり。

車の騒音に悩まされずにゆっくりできる、穴場的場所なんよ。

・・・と、ふと目の前には真っ白なヨットが停泊中。

なんやうるさいなぁと思ったら、

これでもか、と裸体をさらけだしたお兄ちゃんたちが酔っぱらってこれみよがしにはしゃいどる。

これを「太陽族」とか言うんやろか?

いずこの国も、若い衆のやることっちゃ一緒なんやね。

いやいや、若いって素晴らしいね。

おっちゃんは男の裸見てもしゃぁないし、遊歩道を少し上流のほうへ歩いてみるとしよう。

うしろに見えるのが、マーチャンダイズマートビル。

道ワンブロック分はゆうにある、世界最大の卸売センタービル。とにかくでかい!

そしてたどり着いたのが、このビル!「150 ノースリバーサイド」。

人呼んで、ギロチンビル。

その他にも、”The Tuning Fork” (チューニングフォーク=楽器のチューニングをするための器具で、フォークを逆さにしたような形のもの)っていうのもあるんやって。

どうみても前にばったり倒れてきそうなんやけど、構造的には全く問題ないんよ。

1階部分にはメトラやアムトラック(電車)のレールが通っていて、実際に電車が走ってるらしい。

シカゴの高層ビルって、本当にいろんな顔があって見ていて全然飽きひん。

しかもちゃんと建物と街並みがマッチしていて馴染んでいるから、唐突な感じがしなくて不思議。

これも建築家の腕の良さ、ということなんやね。

今度シカゴに来ることがあったら、みんなにも是非このビルを見てほしい。

それにしても、やっぱり夏のシカゴは最高ですなぁ。

名称:150 North Riverside Plaza

竣工:2017年4月

階数:54階建て

設計:Goettsch Partners

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